ジモ“食”
「食」を学ぶことで、なりたい自分になれる!ということを伝えたい
ジモ食のススメ
貴子さんは、食のスペシャリストだ。特に、出産後に自分の体をどう整えるのか。また、子どもの体を作るための食事についての知識量が凄い。さらに、それを自分で試してどちらも結果を出している。
私も貴子さんの話しをよく聞かせて頂くが、その中でも印象に残っているのは、「治療が進歩したり、補助金を活用することで、体外受精で生まれてくる子供は増えた。しかし、治療を選択する前に、まずは、「食」を学び実践して欲しい。その理由は、妊娠はできても元気な赤ちゃんを生み、出産後もお母さんが元気でいれること。また、母乳で育てることができることは別だから。」という話しだ。
当たり前だが、赤ちゃんを妊娠して終わりではない。その後、お腹の中で10ヶ月という時間を掛けて育てること。また、最低でも6ヶ月間にわたり、3時間に1回のペースで夜間問わず続く授乳期間。ママの体調が良くないと赤ちゃんが元気に育たないのは一目瞭然だ。中には食に気を使わず栄養不足になるママがいたり、それが原因の1つで産後のうつ病になったりする人もいる。
この様な、妊娠をするという目的だけで終わらせず、その後の生活を楽しむためにも食を学ぶことは必要不可欠なのだろう。
貴子さんとの「食」の出会い
実は独身の頃、半年くらい生理がきませんでした。その後、結婚し子どものことも考えるようになったので病院へ相談に行きました。すると、排卵をしていなかったため、誘発剤を使い妊娠を促すことになりました。
今振り返れば、母体の栄養状態ギリギリで出産したので、ダメージが大きく私も大人喘息(アレルギーなどが原因となって気道に慢性的な炎症が起こり、せきやたん、ぜん息発作などの症状が起こる病気である喘息が成人してから発症すること。基本的に治りにくいと言われている。)になりました。
また、病院で貧血と診断はされなかったものの、理想の値が13であるヘモグロビン値は10でした。たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルの5種類である5大栄養素の必要摂取量をしっかり管理したところ、血液の質が徐々に変わりはじめ、それが細胞に伝わり、体調が変わっていく感じがしました。ただし、母体の回復に時間がかかり、次男を出産するまで不妊が3年間も続きました。
私の体調だけではなく、小さい頃から長男は、喘息・アトピー・中耳炎を繰り返しました。腕を曲げるところ(内側)、膝裏が痒くなり、かきすぎで、血まみれになることもよくありました。
原因と対策を探している時に「食」に出会った
それまでは、添加物・農薬不使用等の食品を拘って選んでいましたが、何の栄養がどれくらい必要かは知りませんでした。その後、「食」について学ぶ事で、今起こっている症状は、「栄養の過不足」が原因だと知り驚きました。私自身、この飽食の時代、まさか自分や子供達が栄養不足になってるなんて夢にも思いませんでした。
栄養不足であることを知ったことで、薬の対症療法ではなく、栄養補助食品(大豆プロティン、プルーンエキス等)も活用して食事で根本治療をしようと決意しました。これは、家族のためにだけではなく、自分のためでもあります。
まず目をつけた食品は、「スーパーフード大豆」を日常に取り入れる工夫です。日常から使うものを中心に、調味料や子供たちのおやつを変えました。たんぱく質は英語でプロテイン(Protein)といいます。 これはギリシャ語の「最も大切、第一の」という意味のprōteîosという言葉が語源となっています。 この語源からわかるようにたんぱく質は私たちの健康に非常に大切な栄養素です。
人生を変えた「スーパーフード大豆」
アミノ酸スコア(食べ物に含まれる「タンパク質」の量と「必須アミノ酸」がバランス良く含まれているかを数字で表した指標となるもの)の値は0〜100まであり、100に近いほど良質なたんぱく質です。 大豆たんぱく質はアミノ酸スコアが100で肉や魚と同等なのです。 大豆は牛肉等の肉と同じくらい良質なたんぱく質が豊富に含まれており、昔から「畑のお肉」とも言われている程です。そのたんぱく質を摂取するのに、日本人が昔から食べ続けて来た大豆が最適と思いました。
世の中にプロティンを使った商品が、多く出回るようになったが、トランス脂肪酸(脂質の構成成分である脂肪酸の一種で、過剰摂取により、心筋梗塞などの冠動脈疾患が増加する可能性が高いとされている。)や人工甘味料(天然には存在しない化学合成された甘味成分)を使われているものが多かった為、安心安全な食品で家族の健康を守ってほしかったのです。
日常の食生活を改善させたことで、血液、細胞、粘膜、内臓が生まれ変わったのだと思います。食を学んだことで、史上最高の自分に出会えたと自負できます。その結果が、2人目、3人目を自然妊娠できたこと。そして、薬に頼らずに花粉症を治すことができたからです。私だけではなく、息子もアレルギーを解消するだけではなく、小学生・中学生と静岡県の陸上大会の短距離走で優勝し、県代表になる程元気です。(食だけの力ではなく、本人の努力もありますが。ただし、食はこの結果の要因の1つです!)
この経験が自分を奮起し、普段の生活で「栄養の空席を作らない食事」「毎日家族が必要なタンパク質量が取れているか」を日々考えています。そのため、私のお料理教室では、”頭”が”澄”んで”喜”ぶ大豆や大豆混合粉末をアレンジした料理を作ります。また、地元の食材である活きの良い野菜も使って、「心」と「身体」が整う食卓をご家庭でも再現できるように勉強します。
実は和食で重宝する 大豆のフムス
皆様、「フムス」って聞いたことありますか?
トルコやギリシャ、イスラエルなどの中近東や地中海沿いの広い地域でよく食べられている伝統的な豆料理です。ひよこ豆をメインにタヒニ(ゴマペースト)、にんにく、レモン汁、オリーブオイルなどをペースト状にしたもので、前菜の定番の一品なのです。
今回「ジモ食」ということで地元の大豆を利用した和食をご紹介するために、あえて「フムス」をご紹介します。
「フムス」のレシピは非常にシンプルですが、豆の煮る時間やペーストの粒度、豆とゴマの配合バランス、豆やオリーブオイルの産地などによって、こってり味になったり、さっぱり味になったり異なるテイストに仕上がります。また、食物繊維やたんぱく質が豊富でビタミン、ミネラルなどが豊富で栄養価が高く、全て植物性食品の材料を使っているため低カロリーなのが魅力です。
フムスはひよこ豆でつくるのが一般的ですが、大豆でもいただきやすくておいしいですよ!そして、ここからがお勧めポイントです。蒸し大豆を使えば手軽にできると共に、野菜スティックなどにそのままディップして楽しむのは、もちろん。さらに、多く作っておき後日和食の定番でもあるコロッケの種にも活用できるのです!!
材料(2人前)
・大豆 (蒸し) 200g
・EVオリーブオイル 大さじ1.5・・・(A)
・白ねりごま 大さじ1・・・(A)
・レモン汁 大さじ1・・・(A)
・すりおろしニンニク 小さじ1/2・・・(A)
・塩 小さじ1/4・・・(A)
トッピング
・EVオリーブオイル 小さじ2
・大豆混合粉末 大さじ1
作り方
1. フードプロセッサーに大豆を入れ細かくなるまで攪拌します。
2. (A)を加え滑らかになるまで攪拌し、お皿に盛り付けます。
3. EVオリーブオイルをまわしかけ、トッピングの材料をのせて完成です。
料理のコツ
・塩加減は、お好みで調整してみてね。
・大豆によって硬い場合は、EVオリーブオイルで調整してね。
当日の流れ
9:50
10:00
10:30
12:00
12:45
13:00
現地集合
場所が分からなかったら、遠慮なくお電話くださいね。
朝のブレイクタイム
初めての方もいるので、簡単な自己紹介と「セロトニン」についてお伝えします。最初に、ご自身のセロトニン状況を確認するワークをします。実は、普段の食生活や習慣を変えることで、セロトニンの分泌量を増やせるのです。
このワークをすることで、「あなたのなりたいを実現する食」について学びます。
料理スタート
地元豊田市で手に入る食材を中心に、大豆クッキングスタート!毎回5品程度を紹介しています。お伝えしたいレシピは沢山あるため、その時の旬の野菜や、参加者の方の好みや参加回数に合わせてレシピを変えています。
ランチタイム
みんなで、作ったものを食べながら今日の料理のポイントやおさらいをします。ホームスティの様なアットフォームな雰囲気を心がけています。
お片付け
終了